うぶ‐ごえ【産声】
1 赤ん坊が生まれたとき、最初にあげる泣き声。「—をあげる」 2 事が新しく現れること。「革命後、新政府が—をあげた」
産声(うぶごえ)を上(あ)・げる
赤ん坊が生まれて初めて声を出す。転じて、事が新しく起こる。「新たな文化が—・げる」
うぶすな【産土/生土/産神】
1 その人の生まれた土地。生地。 2 「産土神(うぶすながみ)」の略。
うぶすな‐がみ【産土神】
生まれた土地の守り神。近世以降は氏神や鎮守神と混同されるようになった。うぶがみ。うぶのかみ。うぶすなのかみ。
うぶすな‐まいり【産土参り】
産土神に詣(もう)でること。特に、生まれた子供が初めて産土神に参ること。地方により参拝日は生後100日目、また男子32日目、女子33日目などと異なる。宮参り。うぶすなもうで。うぶがみもうで。
うぶ‐ぞり【産剃り】
生まれた子の頭髪を初めて剃ること。生後3日目・5日目など一定しないが、特に7日目に七夜の儀礼と結びつけて行われることが多い。産毛剃り。
うぶたち‐の‐いわい【産立ちの祝(い)】
出産直後または産後3日目・7日目などに、新生児・産婦が産神(うぶがみ)と共に飲食をする儀礼。うぶたて。
うぶたて‐めし【産立て飯】
出産のあと、すぐ炊いて産神(うぶがみ)に謝意を表して供える飯。うぶめし。さんのめし。
うぶ‐の‐かみ【産の神】
1 「産神(うぶがみ)1」に同じ。「月の障りとどまりて—の御身に入らせ給ひて」〈伽・熊野の御本地〉 2 「産土神(うぶすながみ)」に同じ。
うぶ‐め【産女/産婦】
1 妊婦。また、産婦。 2 (「姑獲鳥」とも書く)難産のために死んだ女性の幽霊。また、想像上の怪鳥。赤子を抱いて現れ、通行人に抱かせようとしたり、幼児の泣き声に似た声で夜間飛来して子に害を加えた...