うぶ‐めし【産飯】
「産立(うぶた)て飯(めし)」に同じ。
うぶ‐や【産屋】
1 昔、出産のけがれを忌んで、産婦を隔離するためにつくった別小屋。 2 出産をするようにととのえた部屋。産室。
うぶ‐やしない【産養ひ】
1 出産後3日・5日・7日・9日目の夜に、親類が産婦や赤子の衣服、飲食物などを贈って祝宴を開くこと。また、その贈り物。平安時代、貴族の家で盛んに行われた。現在の「お七夜の祝い」はこの名残。「七日...
うぶ‐ゆ【産湯】
生まれたばかりの赤ん坊を初めて入浴させること。また、その湯。「—を使わせる」
産湯(うぶゆ)を使(つか)・う
生まれたばかりの赤ん坊を初めて入浴させる。「神田の水で—・った江戸っ子だ」
うま◦う【生まふ/産まふ】
[連語]《動詞「う(産)む」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」》産みふやす。どんどん産む。「寺々の女餓鬼(めがき)申さく大神(おほみわ)の男餓鬼(をがき)たばりてその子—◦はむ」〈万・三八四〇〉
うま‐ず【生まず/産まず/不生】
1 子を生まないこと。「夫婦—の業をはらし」〈浄・賀古教信〉 2 「不生女(うまずめ)」の略。
うま・る【生まる/産まる】
[動ラ下二]「うまれる」の文語形。
生(う)まれた後(あと)の早(はや)め薬(ぐすり)
子供が生まれたあとで、出産を促す薬を飲むこと。時機後れで役に立たないことのたとえ。
生(う)まれぬ先(さき)の襁褓(むつき)定(さだ)め
子供が生まれないうちから、おしめの準備に大騒ぎする。準備ばかり早くて大げさなこと、手回しのよすぎることのたとえ。