え【絵/画】
1 物事や情景を、色・線・形などによって、平面上に写し表したもの。絵画。 2 ある情趣を感じさせるありさま。光景。「母が乏しい髪を工面して、何うか斯うか髷に結い上げる様子は…夫程見栄のある—では...
え‐が・く【描く/画く】
[動カ五(四)] 1 物の形を絵や図にかき表す。「田園の風景を—・く」 2 物事のありさまを文章や音楽などで写し出す。描写する。表現する。「下町の生活を—・いた小説」 3 物事のありさまを心に思...
え‐がわ【絵革/画韋】
獅子(しし)・牡丹(ぼたん)・不動尊などの文様の彫り型を当て、藍や赤で染めた革。
え‐し【絵師/画師】
1 絵かき。画家。 2 (画師)律令制で、中務省(なかつかさしょう)画工司(えだくみのつかさ)に属して絵画制作に従事した工人。宮殿・寺院の建立、調度の敷設などに際し、装飾・文様・彩色に携わった。...
え‐だくみ【画工】
絵かき。絵師。
えだくみ‐の‐つかさ【画工司】
律令制で、中務省(なかつかさしょう)に属し、宮廷関係の絵画活動を担当した役所。大同3年(808)内匠寮(たくみりょう)に併合。
え‐どころ【絵所/画所】
絵画に関することをつかさどった役所。平安時代には朝廷に置かれたが、鎌倉時代以後は住吉・春日(かすが)神社、本願寺など大きな社寺にも設けられるようになり、室町幕府・江戸幕府もこれを設けた。また、そ...
えなんぼう【絵難房】
後白河法皇のころの人。どんな名画にも必ず非を見つけて悪口を言ったと「古今著聞集」に伝えられる。のちに、人の描いた絵に難癖をつける人をさしていうようになった。
か・く【書く/描く/画く】
[動カ五(四)]《「掻く」と同語源》 1 (書く)文字や符号をしるす。「持ち物に名前を—・く」 2 (書く)文章を作る。著す。また、著作する。「日記を—・く」「本を—・く」 3 (描く・画く)絵...
かく【画/劃】
[名] 1 漢字を構成する要素で、一筆で書く線や点。字画。「総—」 2 易の卦(け)を表す横線。(陽)と(陰)。 3 (接頭語的に用いて)他と区分する意を表す。「—時代的」 [接尾]助数...