あだし【他し/異し】
[語素]《「あたし」とも》名詞の上に付いて、他の、よその、違っている、の意を表す。「逢ひがたき君に逢へる夜ほととぎす—時ゆは今こそ鳴かめ」〈万・一九四七〉 [補説]一説に、シク活用形容詞ともされ...
い【異】
[名・形動] 1 他と違っていること。また、他と異なった意見。「—を唱える」 2 普通とは違っていること。不思議なこと。また、そのさま。「—なことを言う」「縁は—なもの」
い【異】
[音]イ(呉)(漢) [訓]こと [学習漢字]6年 1 他と違っている。別の。ことなる。「異国・異種・異状・異常・異色・異性・異存・異同・異動・異例・異論・異民族/差異・小異・相異・変異」 2 ...
い‐あんじん【異安心】
宗祖の教えとは異なった教義・信仰。特に浄土真宗で用いる語。
い‐いき【異域】
よその国。外国。異国。
異域(いいき)の鬼(おに)となる
《李陵「答蘇武書」から》外国で死ぬ。異郷の鬼となる。
いい‐じゅうぎょう【異位重行】
朝廷の儀式のときの並び方。位階の高い順に前から後ろに並び、同位の者は横1列に並んだ。
い‐おん【異音】
1 《allophone》構造言語学の音韻論で、同一音素の変異形のうち、位置ないし条件によって変異するもの。例えば、英語で keep[kiːp]とcool[kuːl]の二つの[k]は調音点を少し...
いおん‐せい【異温性】
恒温動物で、体温が部位や生理状態によって大きく異なる性質。コウモリ・リス・ハリネズミなど冬眠を行う小型哺乳類や一部の鳥類に見られる。→内温性 →外温性
い‐か【異化】
[名](スル) 1 《dissimilation》音変化の一種。同じ音、あるいは調音上類似している音が一語の中にあるとき、一方が別の音に変わる現象。「ナナカ(七日)」が「ナヌカ」または「ナノカ」...