じょう【畳】
[接尾]助数詞。たたみの数を数えるのに用いる。「六—の部屋」「千—敷」
じょう【畳〔疊〕】
[常用漢字] [音]ジョウ(デフ)(呉) [訓]たたむ たたみ 〈ジョウ〉同じものが重なる。「畳韻・畳句・畳語/重畳」 〈たたみ(だたみ)〉「畳表/青畳・石畳」 [名のり]あき [難読]畳紙...
じょう‐いん【畳韻】
1 韻が同じ漢字2字を重ねること。また、その熟語。「辟易(へきえき)」「艱難(かんなん)」などの類。 2 同じ韻で詩を作ること。
じょう‐おん【畳音】
同じ音または音節が重なって、一つの語となったもの。「みみ」「たたく」「めきめき」など。
じょう‐く【畳句】
文章や詩で、同一の句を重ねて用いる手法。また、その句。
じょうく‐うた【畳句歌】
1首の中に同じ語句を重ねて詠んだ歌。「月月に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」「明(あか)明や明明明や明明や明明明や明明や月」などの類。
じょう‐ご【畳語】
同じ単語または語根を重ねて一語とした複合語。意味を強めたり、事物の複数を示したり、動作や作用の反復・継続などを表したりする。「我々」「泣き泣き」「またまた」「はやばや」「知らず知らず」などの類。
じょう‐じ【畳字】
1 同じ漢字やかなを繰り返したもの。また、そのときに用いる「堂々」「各々」「あゝ」の「々」「ゝ」などのおどり字のこと。 2 古辞書で意味分類した部門の一つ。漢字熟語をあげる。色葉字類抄などにみられる。
じょう‐じょう【畳畳】
[ト・タル][文][形動タリ]いく重にも重なり合うさま。「—たる峻峰(しゅんぽう)」
じょう‐よう【畳用】
[名](スル)同じ語句などを数多く使用すること。重ねて使用すること。「曖昧なる形容詞を—して」〈上田敏・美術の翫賞〉