うたがい【疑い】
うたがうこと。怪しいと思うこと。疑念。不審。「—がかかる」「贈賄の—で逮捕される」
うたがい‐なく【疑い無く】
[連語](副詞的に用いて)まちがいなく。きっと。確実に。「—合格するだろう」
うたがい‐ぶか・い【疑い深い】
[形][文]うたがひぶか・し[ク]疑う気持ちが強い。簡単に信用しない。うたぐりぶかい。「—・い質(たち)」
うたが・う【疑う】
[動ワ五(ハ四)] 1 本当かどうか怪しいと思う。不審に思う。うたぐる。「—・う余地がない」「自分の目を—・う」 2 事柄・事態を推測する。うたぐる。「にせ札ではないかと—・われる」 3 本当か...
うたがうらく‐は【疑うらくは】
[連語]《動詞「うたがう」の終止形+接尾語「らく」+係助詞「は」》疑ってみることには。恐らく。ひょっとして。「—君却て妾を思わざるべし」〈織田訳・花柳春話〉 [補説]本来「うたが(疑)う」のク語...
うたがわし・い【疑わしい】
[形][文]うたがは・し[シク] 1 真実かどうか疑いたくなるようすである。信用できない。「—・い説」 2 はたしてそうなるかどうか不確かである。「目標達成は—・い」 3 普通でない。怪しい。不...
疑(うたが)わしきは罰(ばっ)せず
刑事訴訟で、犯罪事実がはっきりと証明されないときは、被告人の利益になるように決定すべきであるという原則。疑わしきは被告人の利益に。
疑(うたが)わしきは被告人(ひこくにん)の利益(りえき)に
「疑わしきは罰せず」に同じ。
うたぐり‐ぶか・い【疑り深い】
[形]「うたがいぶかい」に同じ。「—・い目で人を見る」
うたぐ・る【疑る】
[動ラ五(四)]怪しいと思う。「うたがう」のやや俗な言い方。「最初から—・ってかかる」 [補説]「うたがう」と「かんぐる」の混合形といわれる。 [可能]うたぐれる