あく‐えき【悪疫】
悪性の流行病。コレラ・ペストなど。「—がはやる」
いしょく‐めんえき【移植免疫】
他個体からの臓器や組織を移植された生体が、移植片に対して起こす免疫反応。→拒絶反応
え【疫】
疫病。特に、悪性の伝染病。えやみ。「これは世の—にはおはしまさず」〈大鏡・道長上〉
えき【疫】
伝染して流行する病気。はやりやまい。えやみ。「およそ—は日数あり、その程を過ぎぬれば、寿命(ことぶき)を過(あやま)たず」〈読・雨月・菊花の約〉
えき【疫】
[常用漢字] [音]エキ(漢) ヤク(呉) [訓]え えやみ 〈エキ〉流行性の病気。伝染病。「疫学・疫病・疫痢/悪疫・検疫・防疫・免疫」 〈ヤク〉に同じ。「疫病神(やくびょうがみ)」
えきせい‐めんえき【液性免疫】
抗原に対して血液中の抗体が反応する免疫。主にB細胞から産生される免疫グロブリンによって行われる。体液性免疫。抗体性免疫。→細胞性免疫
かくとく‐めんえき【獲得免疫】
生後に、感染・予防接種などによって得た免疫。自ら抗体を作る能動免疫と他個体の作った抗体による受動免疫とがある。後天性免疫。適応免疫。⇔自然免疫。
きない‐けんえき【機内検疫】
航空機内で感染症患者の発生を確認すること。空港に到着した航空機に検疫官が乗り込み、検疫を行う。船舶の場合は臨船検疫という。→検疫感染症
ぎゅう‐えき【牛疫】
家畜伝染病予防法の監視伝染病(家畜伝染病)の一つ。牛・メンヨウ・豚などがかかる急性熱性伝染病。病原体はパラミクソウイルス科のウイルスで伝染力が強く、死亡率は高い。FAO(国連食糧農業機関)が進め...
ぎゅう‐はいえき【牛肺疫】
家畜伝染病予防法の監視伝染病(家畜伝染病)の一つ。牛・水牛・鹿などがかかる伝染性肺炎。病原体はマイコプラズマ属の牛肺疫菌。アフリカを中心に発生が見られるが、日本では昭和15年(1940)を最後に...