たん【痰】
1 気道から吐き出される粘液性の分泌物。「—を切る」 2 痰に悩む病気。「久しう—を煩うて」〈浄・丹波与作〉
たん【痰】
[音]タン(漢) 気管から出る粘液。「痰壺(たんつぼ)/喀痰(かくたん)・血痰・検痰・去痰薬」
たん‐か【啖呵】
1 《3が原義》喧嘩をする際などの、勢いよく言葉が飛び出す歯切れのよい言葉。 2 香具師(やし)が品物を売るときの口上。 3 (「痰火」と書く)せきと一緒に激しく出る痰。また、ひどく痰の出る病気...
たん‐か【痰火】
⇒啖呵(たんか)3
啖呵(たんか)を切(き)・る
《痰火がなおると胸がすっきりするところから》歯切れのいい言葉で、勢いよくまくしたてる。「江戸っ子が威勢のいい—・る」
たん‐がい【痰咳】
たんと、せき。また、たんのからむせき。
たん‐きり【痰切り】
1 のどにつかえた痰をとめること。また、その薬。 2 「痰切り飴(あめ)」の略。
たんきり‐あめ【痰切り飴】
大豆・ゴマ・ショウガをまぜた固飴(かたあめ)を薄く延ばして長さ2センチほどに切ったもの。痰切りの効があるとされる。
たんきり‐まめ【痰切豆】
マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。暖地の山野にみられ、全体に褐色の毛がある。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏、黄色い蝶形花をつけ、秋に莢(さや)が赤く熟すと2個の黒い種子を出す。種子を煎(せん)じ...
たん‐けつ【痰血】
痰(たん)。また、汚い分泌物。