ばく‐しゅく【爆縮】
爆弾の起爆用火薬などで生じる燃焼現象。全方向から均一に燃焼圧力をかけることによって生じる内部圧力の高圧化・上昇発火現象で、利用には高度な燃焼制御技術を要する。原爆の起爆方式の一技術。⇔爆発。
ばくれつ‐かこう【爆裂火口】
爆発的な火山活動により、山体の一部が吹き飛ばされてできた火口。火砕丘をもたないため、くぼんだ地形となる。爆発火口。
ばしょ‐さいぼう【場所細胞】
動物がある特定の場所を通過するときにだけ発火する神経細胞。脳の海馬に存在。1971年、米国出身の神経科学者ジョン=オキーフらが、行動中の齧歯(げっし)類の脳内の電位を直接測定することによって発見...
ひうち‐いし【火打ち石/燧石】
玉髄に似た石英の一種。緻密(ちみつ)で硬く、灰色や黒色のものが多い。火打ち金と打ち合わせて発火させ、火打ち道具として用いた。フリント。
ひうち‐がね【火打ち金/燧鉄】
火打ち石と打ち合わせて発火させる鋼鉄片。火打ち鎌(がま)。火口金(ほくちがね)。
ひきり‐うす【火鑽り臼】
火鑽り杵(ぎね)ともみ合わせて発火させる木製の台。多くヒノキ材。登呂(とろ)遺跡などから出土。
ひきり‐ぎね【火鑽り杵】
火鑽り臼(うす)にもみ合わせて発火させる先のとがった棒。多くヤマビワの木。
フリント【flint】
1 「火打ち石」に同じ。 2 ライターの着火装置の一。やすりとこすり合わせて火花を出し、燃料に引火させるもの。鉄とセリウムの合金が用いられる。発火石。→フリント式ライター
プルトニウム【plutonium】
アクチノイドに属する超ウラン元素の一。ウランに重水素を衝撃させて作った人工放射性元素。単体は銀白色の金属で、発火しやすい。質量数239の同位体は、ウラン238が中性子を吸収してでき、容易に核分裂...
ヘッブ‐の‐ほうそく【ヘッブの法則】
脳内のニューロンの結合に関する法則。ニューロンどうしを接合するシナプスは、ニューロンが繰り返し発火することによって伝達効率が向上し、逆に長期間発火がないと低下するというもの。この可塑性が長期記憶...