みな‐がら【皆がら】
[副]残らず。全部。そっくり。「紫のひともとゆゑに武蔵野の草は—あはれとぞ見る」〈古今・雑上〉
みながわ【皆川】
姓氏の一。 [補説]「皆川」姓の人物皆川淇園(みながわきえん)皆川博子(みながわひろこ)皆川睦雄(みながわむつお)
みながわ‐むつお【皆川睦雄】
[1935〜2005]プロ野球選手。山形の生まれ。昭和29年(1954)、南海(福岡ソフトバンクの前身)に入団。サイドスローから繰り出すスライダーを武器に活躍した。昭和43年(1968)には31...
みな‐ぐれない【皆紅】
全部紅色であること。「—の打ちたる桜の織物の表着(うはぎ)に」〈栄花・根合〉
みなぐれない‐の‐おうぎ【皆紅の扇】
地紙全体が紅色の扇。「—の日いだしたるを」〈平家・一一〉
みな‐ごろし【皆殺し/鏖】
ひとり残らず殺すこと。鏖殺(おうさつ)。「一族を—にする」
みな‐さま【皆様】
その場にいる人、また、かかわりのある人全員を、敬意をもっていう語。多くの人々に呼びかける語としても用いられる。「—の御協力をお願いします」「—、御紹介いたします」
みな‐さん【皆さん】
「みなさま」のややくだけた言い方。「職場の—」「—お静かに」
みなづき【皆月】
花村万月の長編小説。平成9年(1997)刊行。第19回吉川英治文学新人賞受賞。
みな‐ながら【皆乍ら】
[副]ことごとく。すべて。「—脱ぎおき給へる御ふすまなどやうのもの」〈源・蜻蛉〉