すめ【皇】
[接頭]神や天皇に関係ある語に付いて、尊び、褒めたたえる意を表す。すべ。「—神」「—御祖(みおや)」「—孫(みま)」 [補説]「すめら」は、多く天皇に関して用いられるが、「すめ」は、諸神に関して...
すめ‐ら【皇】
[接頭]天皇に関する事柄を表す語に付いて、敬意をこめてほめたたえる意を表す。すべら。「—御軍(みくさ)」
すめら‐ぎ【天皇】
《「すめらき」とも》天皇(てんのう)。すめろぎ。「—の近江の宮に作りおきし時のまにまに御世もたえせず」〈日本紀竟宴和歌〉
すめら‐みこと【皇尊/天皇】
天皇(てんのう)を敬い尊んでいう語。すべらみこと。「天朝(すめらみこと)許し給はず」〈皇極紀〉
すめろ‐ぎ【天皇】
《「すめろき」とも》「すめらぎ」に同じ。「—の食(を)す国なれば命(みこと)持ち立ち別れなば後れたる君はあれども」〈万・四〇〇六〉
せん‐おう【先皇】
《連声(れんじょう)で「せんのう」とも》「せんこう(先皇)」に同じ。
せん‐こう【先皇】
先代の天皇。さきのみかど。先帝。「旧主—の政(まつりごと)にもしたがはず」〈平家・一〉
せん‐のう【先皇】
「せんおう」の連声(れんじょう)。
ぜんじょう‐ほうおう【禅定法皇】
仏門に帰依した上皇。
そう‐こう【倉皇/蒼惶】
[ト・タル][文][形動タリ]あわてふためくさま。あわただしいさま。「何新(かしん)はただ—として公主を負いまいらせて宮中を出ました」〈露伴・運命〉