ま‐こと【誠/真/実】
《「真(ま)事(こと)(言(こと))」の意》 [名] 1 本当のこと。うそ・偽りのないこと。「うそから出た—」「—の武士」 2 誠実で偽りのない心。すなおでまじめな心。「—の情」「—を尽くす」...
まこと・し【真し/実し】
[形シク]《「まこと」の形容詞化》 1 真実に見えるさま。本当だ。「—・しくとりなし言はれむ音聞きの」〈夜の寝覚・一〉 2 本格的である。正統である。「ありたきことは、—・しき文の道」〈徒然・一〉
まこと‐の‐はな【真の花】
能で、鍛練と工夫の末に得た、芸の真実の面白さ。⇔時分の花。
ま‐ごころ【真心】
真実の心。偽りや飾りのない心。誠意。「—のこもった贈り物」「—を尽くす」
まさで‐に【正でに】
[副]《「で」は状態・方法の意の「て(手)」》本当に。真実に。「武蔵野に占部(うらへ)かた焼き—も告(の)らぬ君が名占(うら)に出にけり」〈万・三三七四〉
まざまざ‐し・い
[形][文]まざまざ・し[シク]《「まさまさしい」とも》 1 いかにも真実らしい。しらじらしい。「風俗の謬写とは…当時代にはあらざりける風習なんどを—・く物語の脚色(しくみ)に加うることなり」〈...
ま‐ちがい【間違い】
1 真実と違うこと。誤り。まちがえ。「—を正す」 2 しくじり。過失。あやまち。まちがえ。「—がないか確かめる」 3 異常な出来事。事故。まちがえ。「途中で何か—でもなければよいが」 4 情事、...
まぶ
[名・形動]《近世語》 1 仕事などがうまくいくこと。また、そのさま。「—な仕事があるゆゑに」〈伎・都鳥廓白浪〉 2 美しいこと。また、そのさま。「面が—な子供はねえぜえ」〈洒・辰巳婦言〉 3 ...
まぶ‐だち
親友をいう俗語。 [補説]「まぶ」は「本当」「真実」の意、「だち」は「ともだち」の略。的屋(てきや)の隠語を不良少年が使い、一般に広がった語。→まぶ
まめ‐ごと【忠実事】
まじめなこと。真実なことがら。「—なども言ひあはせてゐ給へるに」〈枕・一三七〉