き‐ご【綺語】
1 仏語。十悪の一。真実に反して言葉を飾りたてること。 2 美しく飾った言葉。多く、小説・詩文の美辞麗句をいう。きぎょ。「狂言—」
き‐しょう【帰性】
仏語。迷いのない本性に帰ること。法性の真実に行き着くこと。
きめ‐つ・ける【決め付ける/極め付ける】
[動カ下一][文]きめつ・く[カ下二] 1 一方的に断定する。「最初から犯人と—・ける」 2 一方的にきびしくしかりつける。「いらいらしているしず子は、あたまから弟を—・けた」〈山本有三・真実一路〉
きゅう‐さい【救済】
[名](スル) 1 苦しむ人を救い助けること。「難民を—する」 2 神や仏の側からさしのべられる救い。キリスト教では、人間を罪や悪から解放し、真実の幸福を与えること。救い。 [補説]書名別項。→救済
きょうぎょうしんしょう【教行信証】
鎌倉前期の仏教書。親鸞(しんらん)撰。6巻。広く経典や解釈論の中から念仏往生の要文を抜粋・編集し、浄土真宗の教義を組織体系化した書。すべてを阿弥陀仏の回向(えこう)の働きと捉え、信心に中心を置い...
きょ‐ぎ【虚偽】
真実ではないのに、真実のように見せかけること。うそ。いつわり。「—の申し立て」
きょぎ‐せつめい【虚偽説明】
事実について真実とは異なる情報を提供すること。あるいは真実の情報を知りながら提供しないこと。→不実告知
きょじつ‐ひにく【虚実皮膜】
《「きょじつひまく」とも》近松門左衛門の芸術論で、芸の真実は虚構と現実との微妙なはざまにあるとするもの。穂積以貫(ほづみいかん)の聞き書きによるとされる「難波土産(なにわみやげ)」(三木平右衛門...
くまがやとつげきしょうてん【熊谷突撃商店】
ねじめ正一の小説。女優の熊谷真実・美由紀姉妹の母、熊谷清子をモデルとする作品。平成8年(1996)刊行。
けい‐じゅう【軽重】
1 「けいちょう(軽重)」に同じ。「其九人の中に—愛憎と云うことは真実一寸ともない」〈福沢・福翁自伝〉 2 音声の高低。抑揚。日本古来の韻学では、清音で始まる音を「軽」、濁音で始まる音を「重」と...