しん‐くう【真空】
1 工学的、技術的に周囲に比べて十分圧力が低い状態。物質が全く存在しない空間は完全真空という。 2 実質のないからっぽの状態。また、働きや活動が停止し、外部からの影響・作用なども全く及んでいない...
しんくう‐かん【真空管】
真空度の高いガラスや金属の容器内に電極を封入した電子管の総称。二極管・三極管・多極管などがあり、検波・増幅・整流・発振などに用いる。
しんくう‐けい【真空計】
真空に近い低圧力を測定して、真空の度合を知る装置。
しんくう‐コンデンサー【真空コンデンサー】
導体間を高真空状態にしたコンデンサー。空気の10倍以上という絶縁性能を生かして電極間隔を狭め、空気コンデンサーに比べて小型化、大容量化を図ることができる。
しんくう‐しがいせん【真空紫外線】
⇒遠紫外線
しんくう‐じょうちゃく【真空蒸着】
⇒蒸着
しんくう‐じょうりゅう【真空蒸留】
⇒減圧蒸留
しんくう‐せいどうき【真空制動機】
電車や自動車に用いる制動機で、シリンダー内部の真空部に空気を導入してピストンを動かし、車輪に制動をかける装置。真空ブレーキ。
しんくうちたい【真空地帯】
野間宏の小説。太平洋戦争中の日本軍の軍隊生活の実態を描く。昭和27年(1952)刊行。同年、山本薩夫監督により映画化。
しんくう‐ちょうり【真空調理】
食材と調味料をポリ袋に入れ、空気を抜いて密封し、セ氏60〜100度の低温で加熱する料理法。短時間でおいしく仕上がり保存性もよい。1970年代末にフランスで開発された。低温調理。