ま‐な【真魚】
1 食用の魚。 2 「真魚の祝い」の略。「一院の御所にて—きこしめす」〈増鏡・さしぐし〉
まな‐がつお【真魚鰹/鯧】
スズキ目マナガツオ科の海水魚。全長約50センチ。体は菱状の卵円形で側扁し、うろこは小さくてはげやすい。体色は蒼灰白色。外洋性であるが産卵期には内湾に入る。本州中部以南に分布。美味。《季 冬》
まな‐ぐい【真魚食ひ/真魚咋】
魚を料理すること。また、その料理。「天の—献る」〈記・上〉
まな‐の‐いわい【真魚の祝(い)】
「真魚始(まなはじ)め」に同じ。
まな‐はじめ【真魚始め】
子供に生後初めて魚肉を食べさせる儀式。古くは3歳、室町時代には生後101日目、江戸時代には120日目に行った。真魚(まな)の祝い。→食い初(ぞ)め
まな‐ばし【真魚箸】
魚や鳥を料理するときに使う、柄のついた長い木または鉄製の箸。