おん‐けん【恩眷】
めぐみや情けをかけること。目をかけていつくしむこと。「仇敵となせしものの家に往き、—を求る事はなしがたく」〈中村訳・西国立志編〉
か‐けん【家眷】
同じ家の人々。同族の人および付き従う者。一家眷属。「大将並びにその—諸軍官の前に於て」〈中村訳・西国立志編〉
けん【眷】
[音]ケン(呉)(漢) [訓]かえりみる 1 振り返って見る。目をかける。「眷顧・眷恋」 2 身うち。「眷属」
けん‐けん【眷眷/睠睠】
[ト・タル][文][形動タリ]しきりに心がひかれるさま。ひたすら恋い慕うさま。「—として慕える念をば」〈逍遥・小説神髄〉
しん‐けん【親眷】
1 身内。親族。眷族。 2 目をかけ、かわいがること。
てん‐けん【天眷】
天帝の恵み。また、天子の慈愛。天恩。天恵。「寡君等無量の—を蒙り」〈染崎延房・近世紀聞〉
はっ‐けん【法眷】
法を同じくする仲間。同じ師に学ぶ同じ法統の仲間。ほうけん。ほっけん。
ほう‐けん【法眷】
⇒はっけん(法眷)
ほっ‐けん【法眷】
⇒はっけん(法眷)