おおん‐ぞ【御衣】
1 着る人を敬って、その衣服をいう語。お召し物。みぞ。「なよよかなる—に、髪はつやつやとかかりて」〈源・若紫〉 2 夜着(よぎ)。「—ひきかづきて臥し給へり」〈源・葵〉 [補説]中世以降は「おん...
おしゃれ‐ぎ【御洒落着】
おしゃれのために着る衣服。家庭着や運動着などに対して、よそ行きの服。
お・す【食す】
[動サ四] 1 「治める」の尊敬語。統治なさる。しろしめす。「大君の命(みこと)かしこみ—・す国の事取り持ちて」〈万・四〇〇八〉 2 「食う」「飲む」の尊敬語。召し上がる。「献(まつ)り来し御酒...
おそ‐き【襲着/襲衣】
上に重ねて着る衣。上着。「栲衾(たくぶすま)白山風の寝なへども児ろが—のあろこそ良(え)しも」〈万・三五〇九〉
おとこ‐がら【男柄】
男が着るのにふさわしい柄。→女柄
おの‐が‐きぬぎぬ【己が衣衣】
《掛け合っていた着物を、朝になって男女がそれぞれに着るところから》共寝の朝の別れ。「しののめのほがらほがらと明けゆけば—なるぞ悲しき」〈古今・恋三〉
お‐ひきずり【御引き摺り】
1 着物の裾を引きずるように着ること。また、そのように仕立てた着物。花嫁衣装の類。 2 「引き摺(ず)り1」に同じ。「おふくろは—と来ているから」〈二葉亭・平凡〉
おび【帯】
《身に帯びるものの意》 1 和服を着るとき、腰の辺りに巻いて結ぶ細長い布。「—を結ぶ」「—を緩める」 2 岩田帯。また、それを巻くこと。 3 1に似た形のもの。帯紙の類。 4 「帯番組」の略。 ...
おび‐した【帯下】
1 帯を締める腰の辺り。 2 帯を締める位置から足首までの長さ。主に袴(はかま)の丈にいう。 3 掻取(かいどり)を着るときに使う小袖。
おび‐ひも【帯紐】
衣服を着るときの帯と紐。