きょう【矜】
[音]キョウ(呉)(漢) キン(漢) [訓]ほこる 〈キョウ〉自負する。ほこる。「矜持」 〈キン〉あわれむ。「矜恤(きんじゅつ)」 [補説]を「キン」と読むのは慣用読み。
きょう‐しょく【矜式】
[名](スル)つつしんで手本にすること。「其徳義名誉一郷の—する所となりて」〈山県有朋・軍人訓誡〉
きょう‐じ【矜持/矜恃】
《慣用読みで「きんじ」とも》自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド。「—を傷つけられる」
きょう‐じゅつ【矜恤】
あわれみめぐむこと。「他人より—憐憫を受け」〈中村訳・自由之理〉
きょう‐だい【矜大】
おごりたかぶること。尊大。
きょう‐ばつ【矜伐】
才能があると、おごり高ぶること。矜慢。
きん【矜】
⇒きょう
きん‐じ【矜持】
「きょうじ(矜持)」の慣用読み。
こんがら【矜羯羅/金伽羅】
《(梵)Kiṃkaraの音写。奴僕の意》八大童子の一。制吒迦(せいたか)とともに不動明王の脇士で、その左側に立つ。像は童形に表され、合掌して金剛杵(こんごうしょ)を親指と人さし指の間に横に挟んで...