や‐へん【矢偏】
漢字の偏の一。「知」「短」などの「矢」の称。
やべ‐がわ【矢部川】
福岡県南部を流れる矢部川水系の本流。福岡・大分・熊本の3県にまたがる三国山に源を発して筑後(ちくご)平野南部を西流し、有明海に注ぐ。長さ61キロ。上流山地は日向神(ひゅうがみ)峡の景勝地、中・下...
や‐ほ【弥帆/矢帆】
《「や」は重ねる意。本帆に対して重ねてかけるところから》大船のへさきに張る、小さな補助帆。「帆柱を吹き折られて、—にて馳(は)する舟もあり」〈太平記・二〇〉
や‐ほろ【矢母衣】
箙(えびら)の矢の上から、または空穂(うつぼ)の穂の上からかぶせる袋状の布帛(ふはく)。
や‐ま【矢間】
1 鎧(よろい)などで、矢が立つすきま。「甲冑をゆり合はせゆり合はせ、—をたばひて振舞へば」〈盛衰記・三五〉 2 「矢狭間(やざま)」に同じ。「櫓(やぐら)の上、—の陰に、人形を数千万立て置きて...
や‐むし【矢虫】
毛顎(もうがく)動物門に分類される動物の総称。海産の大形プランクトンで、体は細長く無色透明で、体長1〜6センチ。一、二対の側ひれと尾びれとをもち、頭部に剛毛列がある。雌雄同体。
や‐め【矢目】
1 矢の当たった所。矢を受けたあと。矢傷。「鎧(よろひ)に立ったる—を数へたりければ六十三」〈平家・四〉 2 矢を射るときの目標。「—近にひゃうど射るならば」〈義経記・四〉
矢(や)も盾(たて)もたまら◦ない
思い詰めて、こらえることができない。気がせいて、じっとしていられない。「母親の病状が心配で—◦ない」
やらい【矢来】
《「遣(や)らい」からという。「矢来」は当て字》竹や丸太を縦横に粗く組んで作った仮の囲い。「竹—」
や‐わり【矢割り】
石を割る方法の一。石に穴をあけ鉄のくさびを差し込み、玄翁(げんのう)で打って割るもの。