いち‐ろ【一路】
1 ひとすじに続く道。「真実—」 2 (副詞的に用いて)寄り道せずまっすぐに進むこと。ひたすら。「—帰国の途につく」 3 囲碁で、ある石の一つ隣。「—左」 [補説]書名別項。→一路
いっ‐か【一過】
[名](スル) 1 さっと通り過ぎること。「台風—」「浮雲—して」〈独歩・夫婦〉 2 ざっと目を通すこと。「主人は黙読—の後」〈漱石・吾輩は猫である〉
いっ‐き【一基】
墓石・灯籠などのように、据えつけたり立てたりするものの一つ。
いっ‐きょ【一炬】
1 一つのかがり火。「光明の—を点じ得て」〈漱石・野分〉 2 いっぺんに焼くこと。「征服者の—によって灰にならなくとも」〈寅彦・読書の今昔〉
いっきょ‐りょうとく【一挙両得】
《「晋書」束晳(そくせき)伝から》一つの事を行って、同時に二つの利益を得ること。一石二鳥(いっせきにちょう)。一挙両全。「—をねらう」
いっ‐こう【一行】
1 一緒に行く人々。同じ行動をする人々。「選手団—」 2 ひとつらなり。1列。「—の雁」 3 一つの行い。「—失すれば百行(はっこう)ともに傾く」「一言—」 4 書面一通。特に許可・借用などの証...
いっこう‐いっき【一向一揆】
室町・戦国時代に近畿・北陸・東海地方に起こった一向宗(浄土真宗)門徒の一揆。僧侶、門徒の農民を中心に、名主・地侍が連合して、守護大名・荘園領主と戦った。加賀一揆のように一国を支配したものもあった...
いっ‐し【一子】
1 一人の子。子供一人。「—をもうける」 2 多くの子供の中の一人。特に、嫡子。 3 囲碁で、一つの石。一目。「—を抜く」
いっ‐しき【一色】
[名] 1 一つの色。ひといろ。いっしょく。 2 華道で、一種類の花木を生けること。「万年青(おもと)を—にいける」 3 物事の一種類。また、同じ種類。ひとしな。「しわい人でつひに孫どもに何を...
いっ‐しょ【一所】
1 一つの場所。ひとところ。1か所。 2 同じ場所。同所。「—に会する」 3 「一緒(いっしょ)」に同じ。「兎も角も—に来て見ろと云うから」〈漱石・坊っちゃん〉 4 「一人」を尊敬していう語。→...