けん【硯】
[人名用漢字] [音]ケン(慣) [訓]すずり すずり。「硯材・硯池・硯滴/筆硯」
けん‐かい【硯海】
硯(すずり)の墨汁をためておく部分。硯池。墨池。すずりのうみ。
けん‐ざい【硯材】
硯(すずり)を作るのに使う石材。
けん‐すい【硯水】
1 硯(すずり)の水。 2 ⇒間水(けんずい)
けん‐ずい【間水/硯水/建水】
1 1日2食であった時代に、朝食と夕食との間にとる間食。「昼食を—といふ」〈本朝文選・南都賦〉 2 三食以外に飲食する餅や酒など。間食。「三時の食物の外に…酒餅の類を与ふるを—といふ」〈閑田耕筆...
けん‐ち【硯池】
「硯海(けんかい)」に同じ。
けん‐てき【硯滴】
1 硯(すずり)に垂らす、水のしずく。硯の水。 2 硯の水入れ。みずさし。
けん‐でん【硯田/研田】
文士などが生活のために物を書くのに用いる硯(すずり)を、農民が耕作する田にたとえていう語。「筆耕—」
けん‐びょう【硯屏】
硯(すずり)のそばに立てて、ちりやほこりなどを防ぐ小さな衝立(ついたて)。
けん‐ぽく【硯北/研北】
手紙の脇付(わきづけ)の一。机を南向きに据えると、人は硯(すずり)の北側にいることになるところからいう。机下。