きん【磬】
《唐音》読経の際に打ち鳴らす、銅製や鉄製の鉢形をした仏具。禅宗で用い始めたもの。磬(けい)とは異なる。銅鉢。
けい【磬】
中国古代の打楽器。枠の中に「へ」の字形の石板をつり下げ角(つの)製の槌(つち)で打ち鳴らすもの。石板が1個だけの特磬と、十数個の編磬とがある。宋代に朝鮮に伝わり雅楽に使用。日本では奈良時代以降、...
けい‐くつ【敬屈/磬屈】
腰を深く曲げて敬礼すること。磬折(けいせつ)。きょうくつ。「深く—して」〈盛衰記・一一〉
けい‐せつ【磬折】
立ったまま腰を「へ」の字形に深く折り曲げてする礼。磬屈。けいせち。「—という風に腰を屈(かが)めて…礼拝していた」〈二葉亭・浮雲〉