いそ‐がに【磯蟹】
イワガニ科のカニ。磯に普通にみられ、甲はほぼ四角形で甲幅3センチほど。体色は青緑色と濃紫色のまだら。《季 夏》
いそ‐ぎく【磯菊】
キク科の多年草。海岸のがけに生え、高さ約30センチ。葉は密につき、裏面や縁に銀白色の毛が密生している。秋、黄色い頭状花が多数咲く。栽培もされる。《季 秋》
いそ‐ぎんちゃく【磯巾着/菟葵】
花虫綱イソギンチャク目の腔腸(こうちょう)動物の総称。浅海の岩石などに付着。体は柔らかく円筒形で、上端中央に口があり、その周囲に触手が並ぶ。触手に刺胞があり、毒液を獲物に注入して捕らえる。不消化...
いそ‐くさ・い【磯臭い】
[形][文]いそくさ・し[ク]魚や海藻のにおいがまじって、海辺独特のにおいがするさま。「バスの窓から—・い風が流れ込む」
いそくさ‐ぬり【磯草塗(り)】
新潟市特産の漆器。海草をちりばめたような模様を研ぎ出したもの。
いそご【磯子】
横浜市南部の区名。丘陵部は住宅地、海岸の埋め立て地は工業地帯。
いそご‐く【磯子区】
⇒磯子
いそざき【磯崎】
姓氏の一。 [補説]「磯崎」姓の人物磯崎新(いそざきあらた)磯崎憲一郎(いそざきけんいちろう)
いそざき‐あらた【磯崎新】
[1931〜2022]建築家。大分の生まれ。丹下健三に師事。ポストモダン建築をリードするとともに、評論活動などを展開。大分県立大分図書館・ロサンゼルス現代美術館などを手がけた。平成31年(201...
いそざき‐けんいちろう【磯崎憲一郎】
[1965〜 ]小説家。千葉の生まれ。平成19年(2007)「肝心の子供」で文芸賞を受賞し作家デビュー。商社に勤務するかたわら執筆活動を続け、「終(つい)の住処(すみか)」で芥川賞受賞。他に「眼...