しん‐ぶ【神武】
《「じんぶ」とも》この上なく優れた武徳。「聖文(せいぶん)」と対で用いられることが多い。じんむ。「—鋒端(ほうたん)を揺(うご)かし、聖文(せいぶん)宇宙を定(しづ)むる」〈太平記・一四〉
じんむ‐きげん【神武紀元】
神武天皇が即位したという年を元年とする日本の紀元。西暦紀元前660年を神武紀元元年とする。皇紀。
じんむ‐けいき【神武景気】
昭和29年(1954)12月から、昭和32年(1957)6月まで、31か月間続いた景気拡大期の呼び名の一。高度成長のさきがけをなした。神武天皇以来、例がないということからの名。第三循環の拡張期に...
じんむ‐このかた【神武此の方】
[連語]日本の国が始まって以来。程度のはなはだしいことや、他に例がないことなどを表す。神武以来。神武以往。「—聞いたこともない好景気」
じんむ‐じ【神武寺】
神奈川県逗子(ずし)市にある天台宗の寺。山号は医王山。神亀年間(724〜729)行基の創建と伝える。中興は円仁。鎌倉将軍源氏3代の信仰を集めた。
じんむてんのう‐さい【神武天皇祭】
もと、大祭日の一。毎年、神武天皇崩御の日とされる4月3日に、皇霊殿で天皇がその霊を祭る。神武祭。