クラーレ【(スペイン)curare】
マチン科またはツヅラフジ科植物からとった猛毒の樹液。数種のアルカロイドを含み、運動神経を麻痺(まひ)させ、筋肉を弛緩(しかん)させる。南アメリカ先住民が毒矢に用いた。麻酔薬や薬理学研究に利用。クラレ。
クレアチン‐りんさん【クレアチン燐酸】
クレアチンがリン酸化された化合物。筋肉や神経組織の細胞内でエネルギーを貯蔵する役割を果たす、高エネルギーリン酸化合物の一つ。 [補説]筋細胞にはATPの約5倍のクレアチンリン酸が存在し、激しい運...
クロイツフェルト‐ヤコブ‐びょう【クロイツフェルトヤコブ病】
主に40歳代から発症し、大脳などの神経細胞に病変が起こって、認知症・人格変化・錯乱・運動失調などの症状を呈する病気。脳に沈着した異常型プリオンが原因とされる。ドイツの神経精神科医クロイツフェルト...
クロルプロマジン【chlorpromazine】
精神安定薬の代表的薬物。統合失調症・躁(そう)病・神経症のほか、麻酔前投薬に用いる。
グリア‐さいぼう【グリア細胞】
《neuroglia》神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)の異称。
グリオーマ【glioma】
神経膠腫(こうしゅ)。脳実質あるいは脊髄(せきずい)実質から発生する腫瘍(しゅよう)の総称。脳腫瘍の約3分の1〜9分の4を占め、最も頻度が高い。
グリンパティック‐けい【グリンパティック系】
脳内でリンパ系と同様のはたらきをもつ循環システム。グリア細胞(神経膠細胞)が血管周囲に形成したパイプ状の構造に脳脊髄液を循環させ、脳内に蓄積した老廃物を除去する。覚醒時より睡眠時の方がより活動的...
グルコセレブロシド【glucocerebroside】
《「グリコセレブロシド」「グルコシルセラミド」とも》セラミドにグルコースが結びついた糖脂質。広義には動物の脳や神経に存在するガラクトセレブロシドと合わせてセレブロシドと総称される。
けいけんわん‐しょうこうぐん【頸肩腕症候群】
首筋・肩・腕・指などが痛んだり、しびれたりする症状。頸部の脊椎の変形、胸郭出口の血管や神経の障害、一部の筋肉の酷使などさまざまな原因によって起こる。頸腕症候群。
けいこつ‐しんけい【脛骨神経】
座骨神経の枝で、腓骨(ひこつ)神経とともに下腿(かたい)以下の運動・知覚をつかさどる神経。