し‐がっこう【私学校】
1 私立学校。私学。「関左に雄視している—」〈蘆花・思出の記〉 2 西郷隆盛が退官後、明治7年(1874)郷里鹿児島に創設した学校。西南戦争では西郷軍の中心となった。
し‐き【私記】
個人として記したもの。私的な記録。
し‐きぎょう【私企業】
営利追求を目的とし、民間人が出資・経営する企業。⇔公企業。
し‐きょく【私曲】
不正な手段で自身だけの利益をはかること。利己心があって正しくないこと。「利慾もある、邪推もある…—もある」〈魯庵・社会百面相〉
し‐ぎ【私議】
[名](スル) 1 自分一人の意見。個人的な意見。私見。「—を建白する」 2 陰で批評すること。「英国に於いてすら、今の女皇万歳の後は云々と—する者ありと云う」〈福沢・福翁百話〉
しぎ‐けんぽう【私擬憲法】
明治13年(1880)前後に民間で作成された憲法草案。植木枝盛(うえきえもり)の「日本国国憲按」、立志社の「日本憲法見込案」、千葉卓三郎・鈴木安蔵らの「五日市憲法草案」など。
し‐けい【私刑】
個人や集団が、法律によらずに加える制裁。私的制裁。リンチ。
し‐けい【私計】
自分だけの計画。また、自分だけのために考えた計画。「自家の—を謀らんが為に」〈染崎延房・近世紀聞〉
し‐けいざい【私経済】
個人または私法人などが、私的利益を目的として営む経済。⇔公経済。
し‐けん【私権】
私法関係において認められる権利。財産権・人格権・身分権など。→公権