いな【稲】
「いね」の変化した語。複合語として用いられる。「—穂」「—田」《季 秋》
いなおおせ‐どり【稲負鳥】
古歌に詠まれた秋の鳥。稲刈り時に飛来するという。呼子鳥(よぶこどり)・百千鳥(ももちどり)とともに古今伝授三鳥の一。セキレイ・トキ・スズメ・バン・クイナなどとする諸説があるが、実体は不明。「山田...
いなお‐かずひさ【稲尾和久】
[1937〜2007]プロ野球選手・監督。大分の生まれ。昭和31年(1956)西鉄(西武の前身)に入団、投手として活躍し、1年目から21勝をあげて新人王となる。同33年巨人との日本シリーズで、3...
いな‐かけ【稲掛(け)】
「いねかけ」に同じ。
いな‐かぶ【稲株】
稲を刈ったあとに残る切り株。稲茎。いねかぶ。
いながき【稲垣】
姓氏の一。 [補説]「稲垣」姓の人物稲垣足穂(いながきたるほ)稲垣浩(いながきひろし)
いな‐がら【稲幹】
稲の茎。
いながわ‐かい【稲川会】
東京都港区六本木に主たる事務所を置く指定暴力団。昭和24年(1949)ごろ、博徒鶴岡政次郎の配下だった稲川聖城(本名、稲川角二)が静岡県熱海市を本拠として結成した。
いな‐き【稲城】
《「いなぎ」とも》 1 古代、家の周囲に稲を積み上げて敵の矢を防ぐ備えとしたもの。 2 稲束を貯蔵する小屋。《季 秋》
いな‐き【稲置】
《「いなぎ」とも》 1 大和朝廷の地方官の一。屯倉(みやけ)の長官。稲穀の収納を職務とした。 2 天武天皇が制定した八色(やくさ)の姓(かばね)の最下位。