いつくさ‐の‐たなつもの【五種の穀】
「五穀(ごこく)」に同じ。「天の下の公民の作る物は、—を始めて」〈祝詞・竜田風神祭〉
か‐こく【禾穀】
稲のこと。また、稲・麦・稗(ひえ)・粟(あわ)などの穀物の総称。「此日は—豊熟の為めに、セレスの神祭を、執り行う事なり」〈竜渓・経国美談〉
きゅう‐こく【九穀】
9種類の穀物。黍(きび)・糯黍(もちきび)・糯粟(もちあわ)・稲・麻・大豆・小豆・大麦・小麦をいう。
きん‐こく【金穀】
金銭と穀物。「地頭を置きて地方の—を取扱はしめ」〈田口・日本開化小史〉
こく【穀】
人がその種子などを食用にする農作物。米・麦・豆など。
こく【穀】
[音]コク(呉)(漢) [学習漢字]6年 米・麦・粟(あわ)など、常食とする作物。「穀物・穀類/五穀・雑穀・新穀・脱穀・百穀・米穀」 [名のり]よし・より [難読]穀潰(ごくつぶ)し
ご‐こく【五穀】
1 5種類の穀物。ふつう、米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆をいう。 2 穀物の総称。「—が豊熟する」 [補説]1は、麻などを数えることもあって一定しない。
サゴ【(オランダ)sago】
《もとはマレー語で食料の意》サゴヤシの幹からとった、白色の米粒状のでんぷん。食用。サゴ米(べい)。 [補説]「沙穀」とも書く。
ざっ‐こく【雑穀】
米・麦以外の穀類の総称。豆やそば・黍(きび)・粟(あわ)など。
しん‐こく【新穀】
その年にとれた穀物。特に新米をいう。