あい【穢】
⇒わい
え‐こく【穢国】
「穢土(えど)1」に同じ。
え‐しん【穢身】
仏語。けがれた身体。凡夫の身。「いかでか有待(うだい)の—を救療(くりゃう)せん」〈平家・三〉
えた
中世および近世における賤民(せんみん)身分の一。江戸時代には非人(ひにん)とよばれた人々とともに士農工商の下におかれ、居住地も制限されるなど、不当な差別を受けた。主に皮革業に従事し、犯罪者の逮捕...
え‐ど【穢土】
1 仏語。けがれた国土。迷いから抜けられない衆生(しゅじょう)の住むこの世。現世。娑婆(しゃば)。穢国。「厭離(えんり)—、欣求(ごんぐ)浄土」⇔浄土。 2 大便。糞(くそ)。「四条の北なる小路...
きたな・い【汚い/穢い】
[形][文]きたな・し[ク] 1 よごれていて、それに触れたくない気持ちを起こさせるさま。不潔である。「床(ゆか)が—・い」「—・い手でさわるな」 2 秩序や調和がとれてなく、不快な感じを与える...
きたなげ‐な・し【汚げ無し/穢げ無し】
[形ク]きたならしい感じがしない。見苦しくない。「—・き女、いとをかしげなる児を抱きて」〈大和・一六九〉
きたな‐び・る【汚びる/穢びる】
[動ラ下二]見苦しい、また、卑怯(ひきょう)な振る舞いをする。「—・れて敵に笑はるな」〈太平記・五〉
きたな・む【汚む/穢む】
[動マ四]きたないと思う。けがらわしいもの、つまらないものとして嫌い、軽蔑する。「この病者に至りては、厭ひ—・む人のみありて」〈発心集・四〉
きたな‐らし・い【汚らしい/穢らしい】
[形][文]きたなら・し[シク]いかにもきたなく見える。いかにもきたない感じである。「しみだらけの—・い壁」