あな【穴/孔】
1 反対側まで突き抜けている空間。「針の—」 2 深くえぐりとられた所。くぼんだ所。「道に—があく」「耳の—」 3 ㋐金銭の損失。欠損。「帳簿に—があく」 ㋑必要な物や人が抜けて空白になった所。...
あり‐あな【蟻穴】
木材の継ぎ手で、蟻枘(ありほぞ)を収める穴。
あん‐けつ【暗穴/闇穴】
1 暗い穴。洞窟(どうくつ)。「うたてや太陽に—、えでんにも蛇の住みし人の世ぞかし」〈露伴・露団々〉 2 人をののしる語。あほう。ばか。まぬけ。「片っ端から出しゃばれえ。—めえ」〈滑・浮世風呂・四〉
いっ‐けつ【一穴】
1 一つの穴。 2 大便用・小便用を兼ねる便器。 3 灸(きゅう)を据えるつぼ一つ。
いわ‐あな【岩穴】
岩壁にできた洞穴。岩窟(がんくつ)。
いん‐けつ【音穴】
琴(きん)や箏(そう)の胴の裏側にある穴。共鳴音が外へ出やすいように開けてある。
おう‐けつ【甌穴】
河床の岩盤にできる円筒形の穴。岩のくぼみや割れ目に小石が入り込み、回転して深く削られたもの。ポットホール。かめあな。
かめ‐あな【甌穴】
⇒おうけつ
おお‐あな【大穴】
1 大きな穴。 2 大きな欠損。多額の損失。「経理に—をあける」 3 競馬・競輪などで、大きな番狂わせ。また、それによる大もうけ。「—をねらう」「—を当てる」
おとしあな【おとし穴】
昭和37年(1962)公開の日本映画。安部公房の脚本によるテレビドラマ「煉獄(れんごく)」を作者自身が映画のシナリオに書き改め、勅使河原宏が監督したスリラー作品。北九州の炭鉱地帯で起きる不条理な...