いしま【窳/窪】
陶器などの、ゆがみ、くぼみやきず。「水もるとは、玉だれのかめなどの—あらむ心地ぞし侍る」〈元永元年内大臣家歌合・判詞〉
くぼ【凹/窪】
1 くぼんでいる部分。くぼみ。「盆の—」 2 女性の陰部。女陰。「—の名をば何とかいふ」〈催馬楽・陰の名〉
くぼ・い【凹い/窪い】
[形][文]くぼ・し[ク] 1 まわりより低くなっている。へこんでいる。くぼんでいる。「前歯の抜けた—・い口が」〈嘉村・途上〉 2 劣っている。また、身分が低い。卑しい。「囲(かこは)れは長屋の...
くぼ‐がい【久保貝/窪貝】
ニシキウズガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に多い。貝殻は円錐形で、殻径3.5センチくらい。殻表は黒褐色で細かい刻み目がある。房総半島以南に分布。食用。いそだま。
くぼ‐たまり【凹溜まり/窪溜まり】
くぼんでいる場所。また、くぼんで水のたまっている所。
くぼ‐ち【凹地/窪地】
くぼんでいる土地。周囲よりも低くなっている土地。
くぼ‐つき【窪坏】
⇒窪手(くぼて)
くぼ‐て【窪手/葉椀】
神前に供える物を盛る器。柏(かしわ)の葉を並べ重ねて竹ひごでとじ、中くぼみの盤のようにしたもの。くぼつき。
くぼま・る【凹まる/窪まる】
[動ラ五(四)] 1 周囲より低く落ち込んだ状態になる。へこむ。「平原の—・った所」 2 うずくまる。しゃがむ。「女の童の—・り居て侍るを」〈万治本宇治拾遺・二〉
くぼみ【凹み/窪み】
くぼむこと。また、くぼんでいる所。「道の—に足をとられる」