きゅう‐めい【窮命】
[名](スル)非常に苦しい目にあうこと。運命がきわまること。「このうえ—させられてたまるものか」〈万太郎・春泥〉
きゅう‐やく【窮厄】
危難にあったり追い詰められたりして苦しむこと。「—の色は衝(つ)と貫一の面に上れり」〈紅葉・金色夜叉〉
きゅう‐よ【窮余】
追い詰められて、困ったあげく。苦しまぎれ。「—の一策」
きゅう‐り【窮理/究理】
1 物事の道理・法則を明らかにすること。「小力を合(がっ)して大力とするの—」〈魯文・安愚楽鍋〉 2 朱子学における学問修養の中心課題の一。広く事物の道理をきわめ、正確な知識を獲得することで、そ...
きゅうり‐がく【窮理学】
1 江戸後期から明治初期にかけて、西洋流の学問一般、特に物理学をさした語。 2 朱子学。程朱学。
きゅうりずかい【窮理図解】
物理学書。3巻。福沢諭吉著。慶応4年(1868)刊。英米の書物を参考に、自然現象を通俗的に解説したもの。
きゅうりつう【窮理通】
江戸後期の物理学書。8巻。帆足万里(ほあしばんり)著。天保7年(1836)成立、安政3年(1856)一部刊。西洋の物理学書を参考に、暦法・地球・引力・大気・生物などを論じたもの。
きわまり【極まり/窮まり】
きわまること。また、きわまったところ。極限。はて。きわみ。
きわまり‐づき【極まり月】
《「極月(ごくげつ)」を訓読みにした語》12月のこと。「一年中の—を、しはすとはいふならん」〈咄・醒睡笑・四〉
きわま・る【極まる/窮まる】
[動ラ五(四)] 1 ぎりぎりの状態までいく。限度・限界に達する。「感—・って泣く」「—・るところを知らない征服欲」 2 (形容動詞の語幹に付いて)この上なく…である。「退屈—・る話」 3 (「...