かま【窯/竈】
《「釜」と同語源》 1 (窯)陶磁器・ガラスや炭などを作るときに、素材を高温度で焼いたり溶かしたりするための装置。ふつう耐火煉瓦(れんが)で造る。 2 (竈)かまど。 3 《自分の領分の意から》...
かま‐あと【窯跡】
陶磁器を焼いた窯の跡。窯址(ようし)。
かま‐じるし【窯印】
陶磁器につける記号。共同窯で焼く際、作者や注文主を区別するために、彫りつけたり押捺したりする。手印(てじるし)。
かま‐だし【窯出し】
[名](スル)陶磁器を焼きおえて窯から取り出すこと。
かま‐ば【窯場】
陶磁器を焼く窯のある仕事場。
かま‐もと【窯元】
陶磁器を窯で焼いて作り出す所。また、その陶磁器を作る人。
よう【窯】
[常用漢字] [音]ヨウ(エウ)(呉)(漢) [訓]かま 〈ヨウ〉陶器などを焼くかま。「窯業・窯変/官窯・定窯・陶窯」 〈かま(がま)〉「窯元/炭窯・土窯(どがま)」
よう‐ぎょう【窯業】
粘土などの鉱物質原料を窯(かま)や炉で高熱処理をして、陶磁器・瓦(かわら)やガラス・セメント・耐火物などを製造する工業。
よう‐へん【窯変】
[名](スル)陶磁器を焼く際、炎の性質や釉(うわぐすり)の含有物質などが原因で予期しない釉色(ゆうしょく)・釉相を呈すること。また、その陶磁器。変化を求めて作為的にも行われる。火変わり。
ようへんげんじものがたり【窯変源氏物語】
橋本治による、「源氏物語」の現代語による再構築訳。もとの作品の女房による語りを、光源氏の一人称によって書き改めたもの。平成3年(1991)から平成5年(1993)にかけて全14巻を刊行。