いも‐がま【芋釜/芋竈】
サツマイモを蓄えておくための穴蔵。
お‐かま【御釜/御竈】
1 「かま」「かまど」の美化語。 2 《3から》(御釜)男色や、その相手。また、女性の容姿や言葉遣いをまねる男性。 3 (御釜)尻の異称。→御釜を掘る 4 (御釜)下女の異称。 5 火山の噴火口...
かま【窯/竈】
《「釜」と同語源》 1 (窯)陶磁器・ガラスや炭などを作るときに、素材を高温度で焼いたり溶かしたりするための装置。ふつう耐火煉瓦(れんが)で造る。 2 (竈)かまど。 3 《自分の領分の意から》...
かま‐ど【竈】
《「ど」は処の意》 1 土・石・煉瓦(れんが)などでつくった、煮炊きするための設備。上に釜や鍋をかけ、下で火をたく。へっつい。かま。 2 独立して生活する一家。所帯。「—を分ける」 3 生活のよ...
くど【竈】
1 かまど。へっつい。「—の前で、火ィくべてなさるでェ」〈有吉・助左衛門四代記〉 2 かまどの後方にある煙出しの穴。〈和名抄〉
しお‐がま【塩竈/塩釜】
1 海水を煮て塩を作るかまど。また、その釜。 2 みじん粉に砂糖・塩などを加え、塩漬けにしたシソの葉の粉末を散らし、押し枠に入れて固めた干菓子。宮城県塩竈市付近で作りはじめた。 3 ゴマノハグサ...
しおがま【塩竈】
宮城県中央部、松島湾に面する市。漁業・水産加工業が盛ん。俗に「塩釜」とも書く。人口5.6万(2010)。
すみ‐がま【炭窯/炭竈】
「炭焼き窯(がま)」に同じ。《季 冬》「—に行く道なれば下りなる/虚子」
たかね‐ななかまど【高嶺七竈】
バラ科の落葉低木。中部以北の山地に自生し、高さ約1メートル。葉は羽状複葉。7月ごろ、紅色がかった白い小花を多数つけ、実は秋に赤く熟す。
たみ‐の‐かまど【民の竈】
人民が飯を炊くかまど。庶民の生活。「たかき屋にのぼりて見れば煙立つ—はにぎはひにけり」〈新古今・賀〉