たて‐か・える【立(て)替える】
[動ア下一][文]たてか・ふ[ハ下二]他人に代わって一時、代金を支払う。「電車賃を—・える」
たて‐かけ【立(て)掛(け)/立(て)懸(け)】
1 立てかけておくこと。 2 江戸時代に流行した男の髪形の一。髻(もとどり)を大きくとって、髷(まげ)を後頭部に立てかけるように結ったもの。宝永(1704〜1711)ごろに浄瑠璃語りの江戸半太夫...
たて‐か・ける【立(て)掛ける/立(て)懸ける】
[動カ下一][文]たてか・く[カ下二]他のものにもたせかけて立てる。「さおを壁に—・ける」
たて‐かご【立て駕籠】
出発地から目的地まで通して雇う駕籠。通し駕籠。「—ならべて、男ざかりの若い者乗りちらして通りける」〈浮・織留・四〉
たて‐かじ【立て舵】
和船の航行のとき、舵を舵床(かじどこ)に直角に向けること。また、その状態の舵。
たて‐かん【立(て)看】
「立て看板」の略。特に学生語で、ベニヤ板に意見・主張などを記して校舎内外に立てかけたもののこと。
たて‐かんばん【立(て)看板】
壁・塀・電柱などに立てかけておく看板。たてかん。
たて‐がい【立(て)会】
遊芸などの、おさらいの会。また、浄瑠璃の同一外題を何人かで分担したりして、全曲を通して演じる会。
たて‐がさ【立(て)傘】
1 江戸時代に用いられた長柄の大きな傘。ビロードやラシャなどで作った袋に入れ、大名行列などの際に供の者に持たせた。 2 武具の一。1の形をした指物(さしもの)。
たて‐がみ【立(て)紙/竪紙】
料紙を横長のまますき目のとおり縦に用いること。また、そのように記した文書や書状。→折り紙 →切り紙