たて‐こも・る【立(て)籠もる/盾籠もる】
[動ラ五(四)]《「たてごもる」とも》 1 戸などをしめきって中にこもる。「書斎に—・って執筆する」 2 城や要塞にこもって敵の攻撃を防ぐ。「城に—・る」
たて‐ざし【立(て)刺(し)】
足袋(たび)底に使う、白木綿の厚地織物。
たて‐しお【立(て)塩】
1 魚介類を洗ったり、材料に塩味を含ませたりするときに用いる食塩水。 2 魚介・野菜などを食塩水に漬け込む塩蔵法。
たて‐じとみ【立て蔀/竪蔀】
細い木を縦横に組んだ格子の裏に板を張り、地上に立てて目隠しにするもの。
たて‐ずな【立(て)砂】
車寄せの前の左右両側に、編み笠のような形に高く丸く盛り上げた砂。牛車(ぎっしゃ)の軛(くびき)や輿(こし)の轅(ながえ)などをもたせかけるためという。
たて‐せんばん【立(て)旋盤】
主軸を垂直に立てた旋盤。主軸を中心に水平面内で回転するテーブル上に工作物を取り付けて切削する。ターニングミル。
たて‐ちが・う【立て違ふ】
[動ハ下二]互い違いに立てる。互いに重ならないように立てる。「几帳どもの—・へたるあはひより見通されて」〈源・蜻蛉〉
たて‐つけ【立(て)付け】
続けざまに事を行うこと。立て続け。「ウイスキイを—に三杯引掛け」〈魯庵・社会百面相〉
たて‐つ・ける【立(て)付ける】
[動カ下一][文]たてつ・く[カ下二]立て続けにする。「そう—・けていただくと、夜席がつとまりやせん」〈魯文・安愚楽鍋〉
たて‐つづ・く【立(て)続く】
[動カ五(四)]同じことや似たことが続けて起こる。「お客様が来たとなると不思議に—・くし」〈有島・或る女〉 [動カ下二]続けて立てる。立て並べる。「車どもいみじく—・けみる」〈宇津保・国譲下〉