たて‐ぬ・く【立て抜く】
[動カ四]最後まで押し通す。たてとおす。「捨身の品も所を変へて、おさんに—・く心の道」〈浄・天の網島〉
たて‐ね【建値/立(て)値】
《「建値段」の略》製造業者が卸売業者に対して設定する販売価格。取引価格の基準となるもの。
たて‐ねだん【建値段/立(て)値段】
⇒建値(たてね)
たて‐ば【立(て)場/建場】
1 江戸時代、宿場と宿場の間の街道などで、人足・駕籠(かご)かきなどの休息した所。明治以後は人力車や馬車などの発着所をいう。 2 人の多く集まる所。たまり場。 3 位置。たちば。 4 業者がその...
立(た)てば歩(あゆ)めの親心(おやごころ)
⇒這(は)えば立て、立てば歩めの親心
たて‐ばし【立(て)箸】
椀に盛った飯の中央に箸を突き立てること。死者に供える一膳飯の作法であることから、嫌い箸の一とされる。仏箸(ほとけばし)。
立(た)てば芍薬(しゃくやく)座(すわ)れば牡丹(ぼたん)歩(ある)く姿(すがた)は百合(ゆり)の花(はな)
美人の姿を形容する言葉。
たて‐ばな【立(て)花】
《「たてはな」とも》 1 花瓶に立てて仏前などに供える生花。 2 室町末期に様式が定まった、床飾りの花。のち立花(りっか)に発展した。 3 「華」の字を、「花」と区別していう語。
たて‐ひき【立て引き/達引き】
1 義理や意気地を立て通すこと。また、そのために起こる争い。「恋の—」「この釣船の三ぶが尻持った—」〈浄・浪花鑑〉 2 談判。交渉。「そこへ何かの—さんせ、ここらで我ら粋を通し夜食の扶持にありつ...
たてひき‐ずく【立て引き尽く】
意地を張り合うこと。いじずく。「あの衆の指すものを、ささないでもくやしいから、—で」〈滑・膝栗毛・二〉