たて【立て】
[名] 1 立ててあること。「—看板」 2 酒宴。遊興。「こりゃ—に行く大尽衣装ぢゃ」〈浄・歌祭文〉 3 他人の分の遊興費も払ってやること。おごり。「わたしが—でござります」〈伎・韓人漢文〉 ...
たて‐あ・う【立て合ふ】
[動ハ四]抵抗する。たてつく。張り合う。「汝われに—・はん、心幼き事な言ひそ」〈著聞集・一二〉
たて‐あかし【立て明かし】
庭などに立てて照明に用いるたいまつの類。たちあかし。「所々に—して還御急がし奉るけしき見ゆるも」〈とはずがたり・三〉
たて‐あみ【建(て)網/立(て)網】
定置網の一。魚群の通路に垣網を張り、袋網に誘導して捕る漁法。
たて‐いし【立(て)石】
1 庭園にかざりとしてまっすぐに立てて置いた石。横石に対していう。 2 道しるべや墓標などとして立てた石。
たて‐いた【立(て)板】
1 立てかけてある板。立ててある板。 2 牛車(ぎっしゃ)の車箱の両側の称。 3 木目(もくめ)が縦に通っている板。
立(た)て板(いた)に水(みず)
よどみなく、すらすらと話すことのたとえ。⇔横板に雨垂れ。
たて‐いれ【立(て)入れ/達入れ】
1 義理や意気地を立て通すこと。意地の張り合い。たてひき。「もっと実のある面白い—が何(ど)の位あったか知れないと思うがね」〈眉山・ゆふだすき〉 2 下げ墨をして柱などがまっすぐかどうか見ること。
たて‐うす【立(て)臼】
「立ち臼」に同じ。
たて‐かえ【立(て)替え】
[名](スル)立て替えること。また、その金銭。「私が—しておいた」