きゅう‐きょう【究竟】
1 物事をきわめた、最高のところ。究極。くきょう。くっきょう。「—の目標」 2 つまるところ。結局。
きょう【竟】
[音]キョウ(キャウ)(呉) [訓]おわる おえる ついに 1 おわる。おえる。「竟宴」 2 ついに。結局は。「究竟(きゅうきょう・くっきょう)畢竟(ひっきょう)」
く‐きょう【究竟】
1 仏語。物事の最後に行きつくところ。無上。終極。 2 極めてすぐれていること。また、そのもの。「主従三騎—の逸物(いちもつ)どもにて」〈平治・中〉 3 極めて都合がよいこと。あつらえむき。くっ...
くっ‐きょう【究竟】
《「くきょう」の促音添加》 [名・形動] 1 きわめて力の強いこと。すぐれていること。また、そのさま。屈強。「跡に残ったのは—の若者ばかりである」〈鴎外・阿部一族〉 2 たいへん好都合であるこ...
つい【終/遂/竟】
物事のおわり。終局。最後。また、生命のおわり。多く、「ついの」の形で用いる。「—のすみか」→終(つい)に「相生町の二階で半蔵が送る—の晩も来た」〈藤村・夜明け前〉
ひっ‐きょう【畢竟/必竟】
[名]《(梵)atyantaの訳。「畢」も「竟」も終わる意》仏語。究極、至極、最終などの意。 [副]さまざまな経過を経ても最終的な結論としては。つまるところ。結局。「—人は死を免れえない」