たん【反/段】
1 (「端」とも書く)布類の長さの単位。鯨尺で幅9寸(約34センチ)、長さ2丈6尺から2丈8尺(約10メートル)。だいたい一人分の衣服に要する長さ。 2 土地の面積の単位。1町の10分の1(約1...
たん【端】
1 物事の初めの部分。いとぐち。きっかけ。「先ず我より事の—を開き」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 ⇒たん(反)1
たん【端】
[常用漢字] [音]タン(呉)(漢) [訓]はし は はた はした 〈タン〉 1 形・姿勢がきちんと整っている。「端座・端正・端然・端麗/異端」 2 はし。「端末/一端・極端・口端・上端・舌端...
たんおう‐らん【端黄卵】
卵黄が一方の極にかたよって分布している卵。魚類・鳥類などにみられる。
たん‐が【端雅】
[形動][文][ナリ]きちんとしてみやびやかなさま。端正で雅趣に富むさま。「いと美しく—なる貴女の肖画あり」〈露伴・露団々〉
たんきゃく‐るい【端脚類】
端脚目の甲殻類の総称。体は左右に扁平で、眼には柄がない。トビムシ・ワレカラなど。
たんけい【端渓】
中国広東省肇慶市付近の西江をさす。硯石(すずりいし)の産地。 「端渓硯」の略。
たんけい‐けん【端渓硯】
端渓石で作った硯(すずり)。美しい斑文(はんもん)があり、墨のおりもよく、古来珍重される。
たんけい‐せき【端渓石】
端渓に産する古生代の輝緑凝灰岩。色は黒・青・緑・紫などがあり、最高級の硯(すずり)石として有名。
たん‐げい【端倪】
[名](スル)《「荘子」大宗師から。「端」ははじめ、「倪」はおわりの意》 1 物事の初めと終わり。事の始終。 2 物事の本と末、終わりと始めを推しはかること。あらかじめ予想すること。推測。「この...