し‐だい【次第】
[名] 1 物事が行われる際の一定の順序。「式の—を書き出す」 2 今まで経過してきた状態。なりゆき。「事の—を話す」 3 物事の、そうなるに至った理由。わけ。事情。「そんな—で明日は伺えない...
しに‐しだい【死に次第】
死ぬに任せ、見殺しにすること。勝手に死なせること。「十悪人のこの治兵衛、—とも捨て置かれず」〈浄・天の網島〉
しん‐の‐しだい【真の次第】
1 能の構成部分の一。大部分の脇能で、ワキとワキヅレとが登場したときにうたう謡。 2 能の囃子事(はやしごと)の一。大鼓・小鼓に笛があしらうさわやかな感じの囃子で、このあと1の謡となる。
地獄(じごく)の沙汰(さた)も金次第(かねしだい)
地獄の裁判も金の力で有利になる。この世はすべて金の力で左右されるというたとえ。
じゅらく‐だい【聚楽第】
豊臣秀吉が京都に造営した邸宅。天正15年(1587)落成。翌年、後陽成天皇の行幸を仰ぎ、諸大名に秀吉の威力を示した。のち、養子秀次の居所となったが、秀次滅亡後破壊された。大徳寺唐門・西本願寺飛雲...
だい【第】
[名]りっぱな家。やしき。邸宅。「基経の—に所謂臨時の客があった時の事である」〈芥川・芋粥〉 [接頭]数を表す語に付いて、ものの順序を表すのに用いる。「世界—一の都会」「—五巻」「—三レース...
だい【第】
[音]ダイ(呉) テイ(漢) [学習漢字]3年 1 一段一段と並ぶ順序。段階。「次第」 2 古代中国の官吏登用試験。広く、試験のこと。「科第・及第・登第・落第」 3 やしき。邸宅。「邸第・聚楽第...
つごう‐しだい【都合次第】
そのときの事情・ぐあいによること。「—では取り止める」
てあたり‐しだい【手当(た)り次第】
[副]手にふれるもの、行き当たるものすべて。かたっぱしから。「物を—投げつける」「—にやってみる」
てい‐だい【邸第】
やしき。邸宅。「—を賜い、宮人を賜われども」〈露伴・運命〉