きょく‐ひつ【曲筆】
[名](スル)事実を曲げて書くこと。また、その文章。「史実を故意に—する」「舞文(ぶぶん)—」⇔直筆(ちょくひつ)。
ぎ‐ひつ【偽筆】
他人の書いた文字や絵に似せて書くこと。また、書いたもの。⇔真筆(しんぴつ)。
ぎょく‐ひつ【玉筆】
他人を敬って、その筆跡や詩文などをいう語。
くまどり‐ふで【隈取り筆】
日本画で、ぼかしをするときに用いる筆。穂の形が丸く短い。くまふで。
くま‐ふで【隈筆】
⇒隈取(くまど)り筆
くれない‐の‐ふで【紅の筆】
軸の赤い、婦人用の筆。転じて、恋文。「ふみそめて思ひ帰りし—のすさみをいかで見せけむ」〈金葉・恋上〉
ぐ‐ひつ【愚筆】
へたな筆跡。自分の書いた文字や文章などをへりくだっていう語。
けがき‐ふで【毛描(き)筆】
毛描き用の穂先の細い筆。
けしょう‐ふで【化粧筆】
化粧をする際に用いる筆の総称。フェースブラシ、チークブラシ、リップブラシなど。
けん‐ぴつ【健筆】
1 文章・詩歌などを、巧みにどんどん書くこと。「—を振るう」 2 文字をじょうずに書くこと。達筆。