げん‐ぴつ【減筆】
絵画、特に水墨画の描法の一。筆数を極度に省略し、そのものの本質を表現しようとするもの。南宋の梁楷(りょうかい)の作などが有名。
こう‐ひつ【硬筆】
毛筆に対し、ペン・鉛筆などの先のかたい筆記具をいう。「—習字」
こう‐ひつ【行筆】
筆で文字を書くこと。
こう‐ひつ【鋼筆】
製図で、墨入れに用いる道具。烏口(からすぐち)。
こっ‐ぴつ【骨筆】
牛骨などをとがらせて先端につけた筆記具。カーボン紙の複写用。
こっぽう‐ようひつ【骨法用筆】
中国画で、しっかりした描線で対象を確実に表すこと。→六法(りくほう)
こ‐ひつ【古筆】
1 古人の筆跡。特に、平安時代から鎌倉時代にかけて書かれた和様書道のすぐれた筆跡をいう。 2 「古筆見(こひつみ)」の略。
こ‐ふで【小筆】
細字用の小さな筆。
こんさいずいひつ【渾斎随筆】
会津八一による随筆集。昭和17年(1942)刊行。渾斎は会津の号のひとつ。
ごそうまんぴつ【梧窓漫筆】
江戸後期の随筆。3編6巻。太田錦城著。文化10年(1813)成立。儒教思想を基盤とし、諸事万般にわたる筆者の見解を述べたもの。