はく【箔】
1 金属をごく薄く打ち延ばしたもの。金箔・銀箔・錫箔など。「—を押す」 2 人が重んじるように外面的に付加されたもの。値打ち。貫禄。「—が落ちる」
はく【箔】
[人名用漢字] [音]ハク(漢) 1 すだれ。「珠箔」 2 すだれ状のすのこ。「蚕箔」 3 のべがね。「金箔・銀箔」
はく‐うち【箔打ち】
金・銀などを打ち延ばして箔を作ること。また、それを業とする人。
はく‐え【箔絵】
漆工芸の技法の一。漆で模様を描いた上に金銀箔を置き、乾いたあとにぬぐって模様の部分だけに箔を残すもの。あらかじめ菱形(ひしがた)・短冊形などに切った金銀箔を貼(は)るものをもいう。
はく‐おき【箔置き】
金・銀の箔をかぶせること。
はく‐おし【箔押し】
[名](スル)布・器物・紙などに、金・銀・色箔をはりつけたり押印したりして、文様や文字を表すこと。「表紙の背文字を—する」
箔(はく)が付(つ)・く
値打ちが高くなる。貫禄がつく。「経歴に—・く」
はく‐ずな【箔砂】
箔の粉末。
はく‐つき【箔付き】
1 箔のついていること。また、そのもの。 2 定評のあること。また、そのものや人。
はく‐や【箔屋】
金・銀などの箔を製造し、販売する人。また、その店。箔打ち。