いっ‐ぺん【一編/一篇】
1 一つの文章・詩歌。また、ひとまとまりの書物。「—の詩」 2 小説や論文などで、内容を区分した最初のひとまとまり。
い‐へん【遺編/遺篇】
1 あちこちに残っている昔の文献。 2 故人が残した作品。
がい‐へん【外編/外篇】
漢籍で、中心となる部分である内編以外の、つけたりの部分。⇔内編。
きょ‐へん【巨編/巨篇】
文学や映画などで、規模の非常に大きい作品。「スペクタクル—」
きんしへん【金枝篇】
《原題The Golden Bough》英国の文化人類学者J=G=フレーザーの著書。1890年初版刊、1936年、決定版全13巻刊。呪術(じゅじゅつ)や宗教を比較研究した。
ぎょくへん【玉篇】
中国の字書。30巻。梁(りょう)の顧野王(こやおう)撰。543年成る。「説文解字(せつもんかいじ)」にならって、字数を大幅に増加した部首分類体の字書。のち、唐の孫強が増補し、宋の陳彭年らが勅命に...
けんじゅうとじゅうごのたんぺん【拳銃と十五の短篇】
三浦哲郎の短編小説集。「拳銃」「シュークリーム」「小指」など、短編16作からなる。昭和51年(1976)刊行。同年、第29回野間文芸賞受賞。
げ‐へん【下編/下篇】
書物などを、上・下または上・中・下に分けたときの最後の一編。
こう‐へん【後編/後篇】
書物・映画などで、2編または3編に分かれたものの最後の編。→前編 →中編
ざん‐ぺん【残編/残篇】
1 多くが散逸した書物の、のこっている部分。 2 刊行されている書物に、あとから付け加える編。