あきしの【秋篠】
奈良市の地名。霧の名所として知られた。新古今集の歌人藤原良経の号、秋篠月清の由来地。[歌枕]「—や外山(とやま)の里やしぐるらむ伊駒(いこま)のたけに雲のかかれる」〈新古今・冬〉
ささ【笹/篠】
1 イネ科の多年生植物。一般に丈の低いタケ類をいう。山野に群生し、クマザサ・アズマネザサ・ミヤコザサ・ネザサなど種類が多い。葉は長楕円形で先がとがる。かご・ざる、その他細工物を作るのに用いられ、...
しぬ【篠】
《江戸時代に万葉仮名の「の」の読みを「ぬ」と誤読してできた語》「しの1」に同じ。
しの【篠】
1 「篠竹(しのだけ)」に同じ。 2 「篠笛」の略。 3 紡績の中間過程で、不純物の除かれた繊維を長さをそろえて太いひも状にしたもの。
すず【篠/篶】
1 スズタケの別名。「こよひ誰—吹く風を身にしめて吉野の岳(たけ)に月をみるらむ」〈新古今・秋上〉 2 細い竹の子。すずのこ。「彼より—を多くまうけたるを」〈著聞集・一八〉
たま‐ざさ【玉笹/玉篠】
笹の美称。「朝日さす光を見ても—の葉わけの霜を消たずもあらなむ」〈源・藤袴〉
ながしの【長篠】
愛知県東部、新城(しんしろ)市の地名。長篠城址がある。