あつ・い【厚い/篤い】
[形][文]あつ・し[ク] 1 (厚い)物の両方の面の隔たりが大きい。厚みがある。「—・い板」「—・い雲におおわれる」「野球ファンの層が—・い」⇔薄い。 2 心入れの程度が大きい。いたわりの心が...
あつ・し【篤し】
[形シク]《古くは「あづし」》病気で弱っているさま。病気がちである。「いたうわづらひ給ひし御心地の後、いと—・しくなり給ひて」〈源・御法〉
とく【篤】
[常用漢字] [音]トク(呉)(漢) [訓]あつい 1 まじめで行き届いている。手厚い。「篤学・篤行・篤実・篤信・篤農/懇篤・仁篤」 2 病気が重い。「危篤」 [名のり]あつ・あつし・しげ・すみ
とく‐がく【篤学】
熱心に学問に励むこと。また、その人。「—の士」
とく‐し【篤志】
[名・形動]志のあついこと。特に、社会事業や公共の福祉などに熱心に協力すること。また、その心や、そのさま。「—による慰問」「—な知己として丑松のことを」〈藤村・破戒〉
とくし‐か【篤志家】
篤志のある人。特に、社会奉仕・慈善事業などを熱心に実行・支援する人。
とく‐しつ【篤疾】
1 病のあついこと。重病。 2 律令制で規定された身体障害・疾病者。廃疾より重い癲狂・両目盲など。庸・調・雑徭などが免じられた。
とく‐しん【篤信】
信仰のあついこと。「—家」
とく‐しん【篤心】
親切で誠実な心。篤実な心。
とく‐じつ【篤実】
[名・形動]情が深く誠実なこと。また、そのさま。「—な人柄」 [派生]とくじつさ[名]