かが‐みの【加賀蓑】
加賀国から産出した蓑。細い草で作り、上に萌葱糸(もえぎいと)の網を掛けた上品なもの。武士や粋人が着用した。
かくれ‐みの【隠れ蓑】
1 着ると姿を隠すことができるという蓑。鬼や天狗の持ち物とされる。 2 実体を隠すための手段。「税金逃れの—に別名義の会社を作る」 3 ウコギ科の常緑小高木。沿岸地に自生。葉は互生し、厚く光沢が...
こし‐みの【腰蓑】
腰から下を覆う短いみの。
さかさ‐みの【逆さ蓑】
⇒岡見(おかみ)1
さるみの【猿蓑】
江戸中期の俳諧集。6巻2冊。去来・凡兆共編。元禄4年(1691)刊。俳諧七部集の一。発句・歌仙のほか「幻住庵記」などを収める。蕉風の円熟期を示すものとされる。
すが‐みの【菅蓑】
スゲの葉で編んだ蓑。すげみの。「木曽の檜笠(ひのきがさ)、越(こし)の—ばかり」〈幻住庵記〉
すげ‐みの【菅蓑】
スゲの葉で編んだ蓑。すがみの。
ぞくさるみの【続猿蓑】
江戸中期の俳諧集。2冊。沾圃(せんぽ)が撰したものに芭蕉と支考が加筆したとされる。元禄11年(1698)刊。蕉門の連句・発句が集められ、「軽み」の作風が示される。俳諧七部集の一。後猿蓑。
たぼ‐みの【髱蓑】
毛髪で蓑の形に作った髱差し。毛の薄い髱に用いる。つとみの。
た‐みの【田蓑】
農作業をするときに着用する蓑。