たん【箪】
[人名用漢字] [音]タン(呉)(漢) 竹製のまるい容器。物を入れる箱。「箪笥(たんす)/一箪・瓢箪(ひょうたん)」 [補説]人名用漢字表(戸籍法)の字体は「簞」。
たん‐し【箪食】
竹の器に入れた飯。
たんし‐こしょう【箪食壺漿/箪食瓠漿】
《「孟子」梁恵王下から》竹の器に盛った飯と、壺(つぼ)に入れた飲み物。また、飲食物を携えて軍隊などを歓迎すること。「降参の者共、はっと—して、大御酒(みき)果物御前につらね」〈浄・日本武尊〉
たんし‐ひょういん【箪食瓢飲】
《「論語」雍也(ようや)から》簡素な飲食物。また、清貧の生活に安んじることのたとえ。→一箪(いったん)の食(し)一瓢(いっぴょう)の飲
たん‐す【箪笥】
衣類、装身具などを収納する、木製の家具。大小の引き出しや戸棚からできている。
たんす‐かぶ【箪笥株】
自宅や貸金庫などに保管している株券のこと。→株券電子化
たんす‐かぶけん【箪笥株券】
⇒箪笥株
たんす‐ちょきん【箪笥貯金】
「箪笥預金」に同じ。
たんす‐の‐こやし【箪笥の肥やし】
箪笥にしまいこんだままで、ほとんど着ていない衣類。
たんす‐よきん【箪笥預金】
《たんすに入れておくことが多いところから》家庭内に保管されている現金。株券や金などの財産を含んでいう場合もある。箪笥貯金。