あら【荒／粗】
［名］ １ 魚などの肉のよい部分を除いた残りの骨や頭。「ブリの—」 ２ 米のぬか。また、もみ。 ３ 人の言動や作品のよくないところ。おちど。欠点。「—を探す」 
［接頭］名詞に付く。 １ 細か...
あら‐あら【粗粗】
［副］《形容詞「あら（粗）し」の語幹を重ねた形》詳細、またていねいではなく、大ざっぱに行うさま。だいたい。ざっと。「事情は—申し述べた通りです」
あらあら・し【粗粗し】
［形シク］作り方が雑である。粗末である。「布の帽額(もかう)—・しく、御調度どもおろそかに」〈徒然・二八〉
あら・い【粗い】
［形］［文］あら・し［ク］《「荒い」と同語源》 １ すきまが大きい。また、粒が大きくざらざらしている。細かでない。「目の—・い網」「粉のひき方が—・い」⇔細かい。 ２ 手触りがなめらかでない。す...
あら‐いた【粗板】
かんなをかけていない板。
あら‐おこし【粗起（こ）し／荒起（こ）し】
稲作の準備として、田を大まかに掘り起こすこと。
あら‐おり【粗織（り）】
粗末な糸で目を粗く織ること。また、その織物。
あら‐かし【粗樫】
ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山地に自生。樹皮は緑がかった灰色。葉は堅く、楕円形で先半分の縁にぎざぎざがある。春、尾状の雄花と上向きの雌花とをつける。実はどんぐり。材は家具や木炭にする。くまかし。
あら‐かた【粗方】
［名］ １ 全部とまではいかなくても、ほぼそれに近い部分。大部分。「クラスの—が進学希望だ」 ２ （副詞的に用いて） ㋐大部分。およそ。「仕事は—かたづいた」 ㋑だいたいの数量をいうときに用い...
あら‐かべ【荒壁／粗壁】
つなぎにわらなどを入れた土を塗っただけの壁。仕上げ塗りの下地となる。
